学科の特色
医学部医療検査学科は、『メディカルサイエンス』に精通し、多様で高度な医療のニーズに対応できる次世代型臨床検査技師を養成します。
本学科では、メディカルサイエンスの中でも特にメディカルテクノロジー(臨床検査、医療技術)とヘルスサイエンス(健康科学) の融合による教育研究を重視しています。
メディカルサイエンス
サイエンス 01
医学部・大学病院との連携 実践力のある臨床検査技師を養成する 『メディカルテクノロジー教育』
臨床検査プログラム
臨床検査プログラムでは、臨床検査技師としての専門的な知識と技能を修得するために必要不可欠な医学と臨床検査学を学びます。
医学部の教育・研究力を有効に活用した質の高い医学・臨床検査学専門教育
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医学・臨床検査学に専門分野を持つ専任教員が、医学部や大学病院で教育・研究・診療に携わる講師と連携して、講義と学内実習を行います。基礎から臨床まで多岐にわたる各領域で、それぞれの専門家が指導します。
3年次の応用選択コースでは、検体検査と生理学的検査の中から選択した1つの分野について、継続的なトレーニングと研究活動を体験し、専門性を磨くとともに科学的思考力と生涯学習を行う姿勢を身に付けます。
実践的職業訓練の実現は、久留米大学病院・地域臨地実習病院との連携から
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集大成として4年次に行う臨地実習(=医療施設の臨床検査部門での実習)は、卒業後、すぐに現場で実践力を備えた臨床検査技師として活動するのに重要な教育プログラムです。
長年の臨床検査技師養成の中で築いてきた久留米大学病院、地域医療を担う近隣の病院との連携を基盤に、さらに充実した臨地実習環境を整えます。
医学部連携プログラム
医学科、看護学科の学生とともにチーム医療(多職種連携)を学ぶ
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医学部のある旭町キャンパスには、医師、看護師を目指して学ぶ仲間がいます。入学から卒業まで、各学年でともに学ぶ機会を持ち、切磋琢磨しながら医療人や医学研究者としての高い倫理観と豊かな人間性を育みます。
また、患者さんを中心に協力し合う医療従事者として共通する姿勢と、職種による役割、専門性、視点の違いについても認識しながら連携することを学びます。
サイエンス 02
附置研究所・文系学部との連携 変化する社会のニーズへの対応力を養う 『ヘルスサイエンス教育』
全学的文医融合プログラム
全学的文医融合プログラムは、3分野のエキスパートの専任教員と文系5学部(文学部、人間健康学部、法学部、経済学部、商学部)、大学病院、附置研究所の教員・研究者の専門性が発揮される、久留米大学独自の教育です。
バイオサイエンス(生命科学)
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バイオサイエンスの発展により、新たな診断・治療法が次々と開発されています。細胞や生体内で起こる様々な生理現象の分子メカニズムを理解し、新しい技術が私たちにもたらす影響について学びます。3年次の応用コースの選択者は、バイオサイエンスの研究者の下で実際の研究活動を体験します。
データサイエンス(情報科学)
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医療現場の多種・膨大なデータを解析・活用するためのバイオ統計学・AI機械学習について、コンピュータを用いた演習を行いながら修得します。医学研究を行うためにも必要な知識とスキルです。3年次の応用コースの選択者は、バイオ統計学の実践的な活用を学びます。
マネジメントサイエンス(診療情報管理学)
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診療毎に作成される診療情報は、個別の診療が適切・円滑に行われるためだけでなく、統計データとして活用されることにより、医療の質や病院の在り方を良くするために役立っています。医療情報の適切な管理・活用の仕方を理解することは、臨床検査技師としてのチーム医療への貢献や臨床研究を行う助けとなります。
3年次の応用コースの選択者は、日本病院会が行う資格認定試験に合格することにより、診療情報管理士の資格を取得できます。