学長メッセージ
多様な価値観を持つ
人材育成と社会貢献
学長 内村 直尚
現代社会は人工知能、ビッグデータ等が仕事や生活の中に入り、様々な分野でグローバル化されています。世界各地との交流もより自由闊達に広がり、異なる文化圏とのコミュニケーションも増える未来には、自己能力にも多様性が強く求められます。
2028年4月に創立100周年を迎える久留米大学は、1928年創立の九州医学専門学校を礎に発展した西日本有数の総合大学で、「人間性豊かな実践的人材の育成」と「地域への貢献」を理念に掲げています。
ところで、久留米大学では2022年度新卒の医師、看護師・保健師、臨床検査技師、精神保健福祉士の国家試験はすべて合格率100%を達成しました。合格された皆さんの新たな進路での活躍を祈っています。
また、久留米大学医学部附属臨床検査専門学校は1968年に創立され、2023年には55周年を迎えます。医師から他職種へのタスク・シフトが推進される中で、臨床検査技師にも最先端の医学知識と高度な検査技術の教育が求められているため、2024年4月に医学部内へ「医療検査学科」を開設する予定です。本学の教育・研究・地域貢献・医療のビジョンは社会情勢や環境の変化に順応し、今後も地域や時代のニーズに適応しながら進化していく必要があります。
皆さんにとって大切なのは、常識にとらわれず、視野を広げて、性差、人種、言語等多様な時代の変化に対応しながら学び続けることです。本学では人間形成の基本教育や、人と人、地域、海外とつながる学びもたくさんあるので、この環境を皆さんの夢の実現にぜひ活用してください。そして学業以外にも、自らが熱中できるものを探して、将来の人生にとって財産となるものをたくさん育んでほしいと思います。このキャンパスからあなたが目指す未来を掴めるよう、教職員一丸となって全力で応援します。